大変久しぶりの書き込みになります。
当ブログでは、以前から、ec-プランニング、イナフケアの電子錠をおすすめしておりました。
当方の紹介で、かなりの方が購入されたと思います。
紹介してからもうかなり年月が経過して、故障も発生していると思います。
紹介したみなさまが困っているのではということもあり、当方でどのように対応しているかを今回お知らせするために、大変久しぶりにブログの更新をしました。
当方も導入当初から10年近く経過しており、その間に、それほど頻繁ではなくとも、故障しては、新しい機種を買い増しして、入れ替えを行ってきていました。
当初、イナフケアさんは、業者にも販売しつつも、大家さんへの直販などもルートの一つとして販売していたこともあり、賃貸住宅フェアなどで、特価で販売いただいたりして、私の知り合いの大家さんにも多数購入してもらったかと思います。
この当時は、定価が40000円前後だったと思います。たぶん、それを一般業者さんに、6掛け程度で卸していたのではと思うのですが、大家さんルートで1棟分まるごと購入などの場合や賃貸フェアの特価で1万円台で激安販売してくれていました。
しかしながら、販売のメインルートが、鍵業者さんのルートになってしまったり、
販売代理店の制度が変わったりして、以前のように安価で購入できなくなってきていました。
鍵業者さんルートだと定価がすごく高く設定しがちです。
昔のイナフケアさんと同じ感じの販売をしているのが
http://dolls.orz.hm/?p=11393上記にあるセリュールやホームセンターでも4万円くらいで電子錠が販売されています。
鍵屋さんルートではない一般業者ルートだとだいたいこのあたりの価格帯に落ち着きますね。
韓国の大手電子錠メーカー
iRevo社 GATEMANブランド の日本代理店は、東邦金属工業さんです。
https://www.bouhan-bousai.jp/product/1837GATEMAN V10
31164円
こちらも同じくらいの価格帯です。
鍵業者さんが、販売する場合には、どうしても料金が高くなりがちです。
イナフケアさんの最新機種
MI-05
http://www.kagikoubou.jp/mi05.html2018/4/21現在82080円です。
MI-02
https://item.rakuten.co.jp/ansin-anzen/10000007/2018/4/21現在32400円です。
現在は、主に
機能の劣る、蓋がつかない、表面のサイズがコンパクトなタイプ
MI-02
あるいは、以前からのタッチキーもフェリカも使える
MI-05
などしか選択肢がなくなってしまいました。
これまでのおつきあいの関係で安くは提案してもらいましたが、取り付けた多数の部屋の商品を入れ替えるにはコストがかかりすぎる問題がありました。
このままイナフケアさんの新商品を使い続けるのは、コストが掛かりすぎて無理だなと考えていました。
ここで、過去の経験からの故障とその対処方法を書いておきます。
■イナフケア電子上の故障の主な例 対処方法
・室内側の開閉ボタンを押しても反応しなくなる 対処 入居者さんに説明の上、納得して手動で使ってもらう。
・暗証番号の変更のための「10/KEY」ボタンが反応しなくなる 対処 分解して、掃除してみる。 だめなら、交換が必須
・液漏れによって動作しなくなる 対処 電池周辺の掃除あるいは、分解の上の掃除で、使えるようになることがある。
・タッチキー登録のための「R/C」ボタンが反応しなくなる 対処 分解して、掃除してみる。 タッチキーが使えないことを入居者さんに了解して使ってもらう。
・MI-03の場合は、イナフケアさんから内部の基盤だけを購入も可能。基盤の購入がしてあれば、上記のほとんどの問題は基盤の交換で対処ができます。基盤がない場合は、室内側機械の交換が必要です。
・室外側の番号ボタンが1列などが全く反応しなくなる。 対処 室外側の機械を交換。大概、室内側が問題になることが多いので、室内側が壊れたときに新しいものに交換する際に、古い室外側の機械を予備として保管しておく。
■今後の交換が必要な場合の対処について
韓国から韓国版を購入することを検討して、いくつか製品を購入しました。
管理者番号があるものとして
Milre CUBE
MI-450S
上記の2機種を入手しました。実際のところは、管理者番号の機能がない、これ以外の2機種も間違って買っていました。
Milre CUBE
こちらの機種は、物理的なプッシュボタン式で、番号の周りに韓国語の表示が見えるので、そこがネックです。
MI-450S
こちらの機種は、タッチパネル式で、表面にはほとんど韓国語の表示がありません。
新タイプのタグキーが使えます。これまでのタッチキーは使用不可です。
そのため、入居者にタッチキーやタグキーを配布して運用する場合は、どの物件の何号室にMI-450Sを導入したのかというのをきちんと記録、管理する必要があります。
Qoo10
https://www.qoo10.jp/試験購入は上記のインターネット通販サイトを利用しました。
試験購入とテスト設置を行った結果として、
当方では、MI-450Sを正式導入することにして多数購入しました。
説明書は、韓国語のみです。
イナフケアの製品を使っていた方なら、スマホの翻訳アプリを使って、およその意味がわかると思います。
ご自身で入居者が必要そうなページだけ翻訳して、パソコンで印刷して部屋に説明書として置いておけばそれでOKだと思います。
2018年2月21日現在、MI-450Sならば1台韓国からの送料込みで7000円ちょっとで購入できます。
Qoo10でのMI-450Sでの検索
https://www.qoo10.jp/s/450S?gdlc_cd=&gdmc_cd=&gdsc_cd=&delivery_group_no=&sell_cust_no=&bundle_delivery=&bundle_policy=&keywordArrLength=1&keyword=450S&within_keyword_auto_change=&keyword_hist=milre%24_q_%24450S&sortType=SELL_PRICE_ASC&dispType=LIST&flt_pri_idx=&filterDelivery=NNNNNANNNN&search_global_yn=&basis=&shipFromNation=&shipto=&brandnm=&SearchNationCode=&is_research_yn=Y&hid_keyword=milre&video_goods_yn=&coupon_filter_no=&gd_type=&drugs_type=&priceMin=1&priceMax=&category_specific_kw_nos=&search_option=tt&hid_keyword_seq=&hid_img_name=&search_image_url=&curPage=1&pageSize=60&partial=off&brandno=Qoo10でまとめ買いする場合は、関税がかかる可能性があります。
1度に2台までなら、ほぼ関税の請求はされないようです。10台欲しい場合には、10台まとめて決済ではなく、2台ずつ複数の注文に分けて注文しましょう。また、もしかしたら同時に注文すると同じ航空便で輸送されると税関でまとめて計算されて関税がかかる可能性があります。日にちを分けて、2台ずつで注文するのがいいと思います。
台数がおおければ、輸入代行をおすすめします。関税を支払ってもQoo10よりも安く買えます。
Qoo10でのMilreでの検索
https://www.qoo10.jp/s/MILRE?keyword=Milre&keyword_auto_change=Qoo10でのGATEMANでの検索
https://www.qoo10.jp/s/GATEMAN?keyword=GATEMAN&keyword_auto_change=指紋錠でおすすめ GATEMAN WF-20
自宅は、こちらの指紋錠にしています。
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_ime_c_1_7?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=gateman+wf20&sprefix=GATEMAN%2Caps%2C792&crid=B5C91VQH5C0ZamazonでのMI-450S
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=MI-450S&rh=i%3Aaps%2Ck%3AMI-450Samazonで購入するよりQoo10のほうが安くていいです。
MI-450Sは、韓国の国内サイトでは、4000円台で安い店だと購入可能です。
http://www.coupang.com/vp/products/27345780?itemId=105339701&vendorItemId=3201884878&q=MI-450S&itemsCount=12&searchId=98924907450443b1ba065b77c5d51fc9&rank=0UPDATE 2018/04/21
46,870ウォン
1ウォンは約0.1円ですので、ウォン表示を10分の1にしたのがおよその日本円の価格です。
驚きの値段です。日本のU-9などのホームセンターのシリンダーと同じくらいの値段です。
韓国の販売サイトから直接購入できるといいのだけど、会員登録の際に、韓国の携帯電話番号での認証などが必要だったりするところがありました。
そのため、当方は、輸入代行サイトを利用して購入しました。
個人輸入の業者などを利用すると輸送費(EMS料金)、日本の関税を含めても20台購入した場合に、約6540円の計算で購入できました。
乾電池は、1梱包あたり9本までしか同梱できません。
4本入り2組以外は、輸入業者で再梱包で取り除いてもらってEMSで送ってもらえました。
大体、1台あたり1.2kgです。韓国からのEMSは30kgまで送れるので、23〜24台は送ってもらえると思います。梱包のダンボールの重さなどもありますので、25台は発送できないと思います。24台でももしかしたら梱包のダンボールの重さなどで発送できないリスクもあります。
20台で1台あたり6540円くらいの金額でしたから、23〜24台購入したらもう少し安くなるかもしれません。
大量購入したい場合は、個人輸入を検討してみてください。
当方が、利用したワンモアというサイトは、日本国内にも事務所があり、日本語での注文の質問なども可能です。
韓国の購入したい商品のURLなどと購入個数などを連絡して、1次代金として、購入費用相当額をペイパルで支払います。
その後、韓国の事務所に購入商品が納品され、商品の検品をして、電子錠だと乾電池が4本入っていて、EMSでは、最大9本までしか乾電池は日本に発送できません。ですので、2組8本だけ残して、残りの乾電池を除去して、ダンボールに梱包してもらいます。
MI-450Sは、1ダンボールに10台入ってメーカーから出荷されているようなので、11台以上だと2つの梱包で、輸入代行業者に納品されます。たとえば、15台購入すると10台のダンボールと5台のダンボール2つになりEMSも2つの送料が必要です。
手数料を払うと、15台を1つのダンボールにまとめてくれます。こうすると送料は1つになるので、安く購入できます。
関税がどうなっているか不安があると思いますが、輸入代行業者がいくらの商品をいくつ入れてあるというインボイスという伝票を付けているので、それを日本の税関が見て、関税額を確定して郵便局が商品を持ってきます。関税額を郵便局員に支払いすることで商品を受け取れます。
前回、20台購入したときには、たしか関税が9000円弱でした。EMS料金などは15000円位でした。
輸入代行業者を使ったり、韓国人の知り合いがいる場合は、知り合いに送ってもらうというのもいいかもしれません。
どちらにせよ、かなりの激安で購入できます。
■輸入代行の情報
韓国輸入代行比較
http://www.rebino.com/2015/07/27-235555.htmlワンモア
https://www.1moa.netなお、当たり前ですが、韓国の商品を輸入しているので、イナフケアさんのような24時間対応の窓口もコールセンターもございません。
緊急時は、地元の鍵業者さんに依頼するしかありません。
その辺のリスクは承知して利用してください。
決して、MI-450Sのトラブルでイナフケアさんのコールセンターに電話するなどのことをしてはいけません。
■既存のec−プランニング、イナフケア商品からの交換について
室外側のケーブルが出ているあたりに4つの金属の出っ張りがでています。イナフケアの商品では、なかった部分です。
これは、そのままだと日本のドアでは設置できない場合が多いです。ペンチを使って曲げると簡単に取れます。
設置作業時には、ペンチで4本ともに折って取り外してください。
MI-3000を利用している場合は、室内側の機械の取付金具は、合いませんので、取付金具も含めて、取り外して取り付け直しです。
慣れていなくても1時間あれば付け直せるかと思います。慣れていれば20分以内かな。
取付金具の位置決めを慎重にすれば大丈夫です。穴は、そのまま使って交換できます。
MI-03以降を使用している場合は、基本的に、既存の取り付け金具がそのまま利用して取り付け可能です。
そのため、室内機、室外機を取り外して、新しいMI-450Sの室外機、室内機を取り付けるだけです。
10分前後で交換可能です。
■MI-450S 管理者番号設定方法
1、電池1本を外して、開閉ボタンを押します。これで、残留の電気をなくします。
2、10Key ボタンを押しながら、電池を入れます。
3、設定したい管理者番号を入力して # ボタンを押します。
4、もう一度、確認のため、管理者番号を入力して # ボタンを押します。
これで、設定完了です。
■MI-450S導入による運用方法の変更
今回、MI-450Sを7000円前後で入手可能になり、自主管理が多いことも有り、運用方法を変更しました。
電子錠導入当初は、鍵交換費用を一切とらなかったのですが、数年前より電子錠の故障と入れ替えに費用がかかるので、5000円ほど入居時に費用をいただくようにしました。それでも、一般的な鍵交換費用がかかる物件よりは費用が安いので、許容範囲だと思っています。
これまでは、電子上の調子が悪くても、そのまま使えるようなら(室内側のボタンを押して鍵が開かないなど)そのまま使ってもらいました。
暗証番号を変更できないなどの仕方ない場合のみ交換していました。
このような運用のリスクは、調子が悪くなってきているのをそのまま運用するので、別の故障が発生して、完全に壊れて部屋に入れず、破壊解錠するしかないなどで多額の費用がかかるリスクが高まります。
本体が7000円程度で入手できて、設置済みなら穴を開けることも不要なので、家主で簡単に交換可能です。
そのため、調子が悪ければ、早めに交換するという運用に切り替えることにしました。
あるいは、調子が悪くなくても、設置からある程度年数が経過しているなら早めに交換してもいいと思っています。
入居者から5000円いただいていますので、極端なこといえば、退去立会いを家主がやるなら、実質2000円で毎回新しい鍵に交換という運用もできなくないくらいです。
■紹介して導入した大家さんへ
旧型のタッチパネルではないボタン式の機種を導入している方で、できるだけ大家負担を減らして新しい電子錠に入れ替えて、故障リスクを減らしたい場合の提案
たとえば、MI-03を導入していた場合、物件に管理で行ったときに、MI-450Sを入居者さんに見せて、新しい電子錠に交換も可能です。
交換に作業費としてXXXX円いただければ、本体は、家主負担で最新のタッチパネルの機種へ変更できますよ。蓋の開け閉めが不要で利便性も上がります。いかがですか?交換作業時間は、20分以内です。
などと提案して、お客様に一部費用を負担してもらうという案です。やったことはありませんが、金額が安ければ希望者もいるのではと思います。
そして、壊れていないMI-03が手元に手に入るので、これも一応保管しておけば、MI-03が壊れたときにこの回収機を再利用ということもできます。まあ、古いので使わないほうがいいかとは思いますが。
■MI-450Sの価格について
MI-450Sの価格は、現在の価格は安い水準だと思われます。もっと安くなる可能性もなくはありませんが、過去に購入を検討した機種が6000円くらいだったのが、9000円くらいに値上がり(Qoo10サイトでの価格)したりがありました。
また、MI-450Sが新しい機種に切り替わった場合は、日本語説明書を複数管理したり、どの部屋がどの機種かなどの管理も複雑になります。
7000円が5000円になる可能性よりも9000円になる可能性のほうが多いと思われます。値下がりしたとしても6000円がいいところではないでしょうか?もしも5000円になるとしたら、新機種の発売により、在庫処分でのセールの場合かなと思います。
そのため、当方と同じくMI-450Sに更新を考えているのであれば、半数以上の部屋の分あるいは、全部屋分を早めに確保するなどを検討することをおすすめします。当方も、イナフケアさんの商品だけでMI-3000、MI-03、MI-03α、MI-05と4種類の機種を併用しています。そこにMI-450Sが入ってきて5機種を併用している状況です。
機種が多いことで大きな問題はありませんが、物件の見た目という部分では同じフロアの部屋でいろいろな機種がついているというような問題点はあります。違うからと言って特別問題があるわけではないですが、7000円程度で入手できるならば、全部屋分確保して統一する方向で順次入れ替えするのもいいかと思います。まあ、入居中の部屋を無理に替えるようなことはしないでしょうから、実際は、統一されるのにはかなりの時間がかかり、2機種が併用される状況が続くというものになってしまうとは思いますが。8割9割切り替えが終わったら、残った入居者には、半強制的に交換して統一するというのが現実的かと思います。




